ぬるめのお風呂にじっくりと浸かろう

お風呂に入ると身体の汚れが取れますし、身体が温まることで気持ちが落ち着いてくるでしょう。昔から入浴はストレス解消法の王道とされており、一人で実践できるのが最大の魅力です。お風呂は面倒という人も、入ったあとは身体がすっきりするという人が多いでしょう。ただし漠然と入浴すればよいわけではなく、ストレス解消を目的とするならば、湯温は熱くなりすぎないようにします。熱いお風呂は皮膚表面を温めるだけで、温浴作用をさほど期待できません。またお湯が熱いと長時間の入浴が難しいため、リラックス作用もあまり得られないのです。お風呂でリラックスするためには、湯温は38度程度に保つようにし、20~30分程度かけてじっくりと浸かってください。

副交感神経を優位にすることが大切

38度程度のお湯に時間をかけて浸かれば、副交感神経が活発になってきます。日中は交感神経が優位になり、神経が過敏になる傾向が強いので、一日の終わりに入浴をして身体をほぐしてから床に入りましょう。お風呂で身体をリラックスさせれば、寝つきが格段によくなります。身体が冷えていると寝つきにくく、また夜中に何度も目が覚めることになりかねません。睡眠の質を上げるには、身体の芯までじっくりと温めることがポイントです。ぬるめのお湯でも20分以上入浴すれば、身体がポカポカしてくるはずです。全身浴だと心臓に負担がかかるという人は、半身浴をおすすめします。湯面をへそより少し下くらいに調整すれば、のぼせる心配はほとんどありません。